2010年2月15日月曜日

楽天がタイに進出

楽天は日本でも人気がありますが、これからはアジアにも事業を展開しようとしているようです。中国やインドはもちろんのこと、タイもまた例外ではありません。楽天のニュースリリースからのお知らせです。一部省略して引用しています。

 楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 楽天)は、タイ最大のECサイトを運営するTARAD Dot Com Co.,Ltd.(タラッド ドット コム、本社バンコク タイ、以下 タラッド社)との間で同社株式67%の取得を含む資本業務提携を締結し、タイにおいてEC事業を展開するための各種手続きが完了いたしましたのでお知らせします。



 タラッド社は1999年に設立されたインターネット企業で、タイ最大のECサイト「TARAD.com」(URL:http://www.tarad.com/ )を運営しています。同サイトは、楽天が運営する「楽天市場」(URL:http://www.rakuten.co.jp/ )と同じく、マーケットプレース型インターネットショピングモールで、約16万店舗が出店し、ファッションや家電製品をはじめとした約140万点に及ぶ商品を揃え、会員数は200万人にのぼります。このたび楽天がタラッド社の株式67%を取得し同社の経営に参画することで、楽天の事業運営ノウハウや経営スタイルを導入するとともに、2010年初めから「楽天市場」の各種機能やサービスを「TARAD.com」に取り入れ、順次同サイトの拡充を行ってまいります。なお、楽天からCEOを含む3名を同社に派遣させるとともに、各部門の支援も行う予定です
一部省略

 ASEAN諸国の中でもEC市場の潜在成長性が高いタイにおいて、日本でNo.1のインターネットショッピングモールを運営する楽天と、タイNo.1のECサイトを運営するタラッド社がパートナーシップを結ぶことで、タイのユーザーにさらに快適なインターネットショッピング環境を提供するとともに、タイの中小企業や個人事業主の方々をエンパワーメントし、微力ながらタイ経済の活性化に貢献してまいりたいと考えております。

一部省略

 TARADの概要
(1) 商号 :TARAD Dot Com Co.,Ltd.
(2) 事業内容:インターネット・サービス
(3) 設立年月日 :1999年1月29日(登記)
(4) 本店所在地 :Phaholyothin Rd, Samsen-nai, Phayathai Bangkok Thailand
(5) 代表者 :松尾 俊哉
(6) 創業者 :パーウット・ポンウィタヤパーヌ
(7) 資本金 :10百万バーツ(2009年9月23日現在)
(8) 従業員数 :43人(2009年9月23日現在)

2010年2月10日水曜日

なぜ青ボールペンを使うのか

タイではなかなか黒ボールペンが見つかりません。見た目、黒ボールペンだと思って買ったのに、いざ使ってみると青色で、こけてしまうことがよくありました。確かに、見渡すとタイ人の方は青ボールペンをよく使っています。なぜでしょうか。友人のタイ人にインタビューしてみました。

まず、第1に、黒色で名前を書くことが不吉なことだというのです。日本で言えば、赤色で名前を書くようなものだというのです。例えば、お葬式で宛名を書くときは、青色ではなく、必ず黒色のボールペンを使用します。このような信仰はタイだけでなく、アジア地域(仏教徒の国)にも見られます。確かに、友人の中国人が青色のボールペンを使用していました。

第2に、文書の偽造を防ぐという意味があるとのことです。例えば、日本の場合、公文書の記入には、「黒色のボールペンで記入してください」という旨の文言があります。一方タイでは、黒色のボールペンは使用できず、「青色のボールペンで記入してください」となるのです。タイでは、黒色のボールペンを使用し文書を作成しても、コピーすると見分けがつきにくいというのです。青色で記入すると、コピーしたものかどうかは一目でわかるのです。

第3に、単純に見やすいとのことです。印刷物の文字が黒色なので、それと見分けるためのようです。このため、小学校から青色のボールペンを使用するよう先生に指導されるとのことです。このことは同時に、学校でシャープペンシルを使用しないことも意味しています。

以上のように、タイでなぜ青ボールペンを使用するのかということについて、紹介してきました。タイにはタイなりのこだわりや考え方があるのだなということがわかりました。ちなみに、私は日本人ですので、黒でも青でもなく、シャープペンシルを一番利用しています。